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星団歴のジョーカー星団の社会システムは資本主義のようだけれど、その8000年ほど前のAD世紀、人類が集合生命体という形態を目指したという超帝国ユニオが支配する星団は一体どんな世界だったのだろう。

トレーサーEx1の解説によると蟻や蜂に例えられていた。
女王蟻に相当する女皇帝、ユニオが、単体で働き蟻に当たる騎士やボルテッツを生み出す。生み出された騎士はその強力さゆえに生殖能力もない。そういう世界で個人の幸せというものはどこにあったのだろう。
剣聖カイエンの母、ヤーン・ダッカス王女は剣聖スキーンズに競走馬のように品種改良され、子供を残す事も許されない騎士の事を悲しげに語った。(彼女だけが子供を産めた。なぜなら彼女が次のユニオだったから)

超帝国ユニオは、おそらく女王の無事がすなわち種族の維持になる社会だ。それはつまり個人が財産などの物質的な所有をすることに意味がない状態、国民全体が種族の発展のためだけに存在する社会だろう。それができたから人類史上最高のハイパーテクノロジーを獲得するに至ったのではないだろうか。

そんな非人道的な社会の頂点に立つ女皇帝ヘリオス・ナインが人類の未来を真に案じ、神という人界の異物と対峙する偉大な人物であることもまた事実なのだが。

そういう社会から派生した、あるいは超帝国そのものであるのがシステム・カリギュラならば、その行動原理が物欲でも権勢欲でも支配欲でもなく知識欲であり、国家の執事と称して歴史の裏で暗躍し様々な国家に戦争のための力を貸し与えたり、究極の破壊兵器バスターランチャーを使用することに躊躇しなかったりと、我々とはかけ離れた想像を絶する恐るべき考え方をする集団であるというのもうなづける話ではある。


「詩女ベリン、皇子トリハロン、ずっと君たちを見ていたよ。生き残った君たちの勝ちだ。私たちが帰ってくる1500年後、そして3000年後、この世界にはどんな種がまかれ、そして君たち2人の作る花壇にはどんな花が咲くのでしょうね…。それを…見てみたいな」


エルディアイ・ツバンツヒ。「花の詩女 ゴティックメード」と「ファイブスター物語」を繋ぐ者。

システム・カリギュラの一員でありながら、自分たちの契約相手の狙うトリハロンとベリンに興味を持ち、堂々と派手なスーパーカーで集落に乗り付けて、目視出来る距離から彼らの旅を観察したり、契約者の失敗にも動じる事なく、2人の行く末の遥か先まで思いを馳せていた。

彼女の出現によって物語は一気に一時のボーイミーツガールから3000年の時を超えた壮大な物語へと変わった。
それこそまさにFSSの真骨頂である。

スクールデザインズなどで事あるごとに彼女を推していたのは、それだけ重要かつ大事にしていきたいキャラだったという事なのだろう。

そんな彼女が2500年の時を超えて、遂にFSSの本編に「帰ってくる」。
そして、これからどうなるのかは既に予告されている。
能力面では星団暦の騎士やガーランドに対し圧倒的優位を誇る脅威のポリメリゼーション・キャスターとしての力はおそらく次回明らかになるだろう。
任務で潜入した先で出会った人々の思いを知り、ミラージュ騎士になる。
女子高生にもなる。
アマテラスに付き合い、物語の終わりまで共に歩む。

これだけ何が起こるかわかっているのに、実際に読むのが楽しいのがFSSというものの面白さの特異な一面といえよう。
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